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東京マラソン参加費返金なしの件について規約はどうなってる?

東京マラソン参加費 返金なしの件について 規約はどうなってる? 雑記・コラム

新型コロナウイルスの蔓延を背景に、2020年3月1日(日)に開催が予定されていた東京マラソンで、一般ランナーの参加を取りやめることが発表されました

4万人近い一般ランナーは参加せず、競技として走るエリート選手200人ほどで開催されるようです。

この一般ランナーの参加取りやめを受けて話題になったのが、参加費の取り扱いです。
今後の展開は流動的みたいですが、2/18時点で分かっていること、そして僕が気になっていることをまとめてみます。

東京マラソンの一般参加者の参加費は返金されない

2/17に主催財団から発表された内容によると

  • 一般ランナーの参加は取りやめ
  • 参加費の返金はなし
  • 来年の出場権が与えられる
  • 来年の参加費は払う必要がある

ということでした。

東京マラソンを走ることを楽しみしているランナーってかなり多いですよね。僕の周りにも何人かいます。
高倍率をくぐりぬけてこの日に向けて練習をしていた人のことを思うと切なくなりますね。

東京マラソン、一般参加取りやめの理由

一般ランナーの参加が取りやめになった理由は、説明するまでもないですが、新型コロナウイルスの蔓延を防ぐためです。

東京マラソン当日は参加者だけでなく、沿道の応援に来た人やボランティアスタッフなど、数万人が同じ場所に集まることになります。
もしそのうちの一人でも新型コロナウイルスに感染していたとしたら…。
感染力が強いといわれるだけに想像するのも怖いですね。

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東京マラソン参加費の動向はまだ流動的

2/17の発表以前には、中国人ランナーの参加自粛を促す案内が出されていました。その内容は

  • 来年の参加権を与える
  • 来年の参加費は免除

となっていました。

今回の一般参加者は来年も参加費が必要となっているので、一部の人がこれはおかしいと声を上げています。

これについて主催財団は「対応に差異が生まれてしまうため、扱いについて再検討」するといっています。
そのため今後、参加費については対応が変わる可能性があります。

来年の中国人ランナーと同様に、今回参加が取りやめとなった一般ランナーも、来年の参加費が無料となる可能性もありますね。

東京マラソン参加費はいくら?なぜ返金されない?

東京マラソンの参加費は以下の通りです。

  • 国内ランナー…1万6200円
  • 海外ランナー…1万8200円

参加費は文字通り「参加するための費用」ではありますが、当然、当日に向けての「準備にかかる費用」も含んでいます。

開催の2週間前ともなれば、かなりの準備は進行しているはず。そしてお金もかかっているはず。これをまるごと返金可能としてしまうと、主催者としてはリスクがかなり高まります。

ツイッターなどを見ると、主催者の負担を考えて返金なしも仕方ないとする人も少なくないみたいですね。

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東京マラソンの規約を確認してみた

東京マラソンの規約にはこのように書いてあります。

13. 積雪、大雨による増水、強風による建物等の損壊の発生、落雷や竜巻、コース周辺の建物から火災発生等によりコースが通行不能になった結果の中止の場合、関係当局より中止要請を受けた場合、日本国内における地震による中止の場合、Jアラート発令による中止の場合(戦争・テロを除く)は、参加料のみ返金いたします。なお、それ以外の大会中止の場合、返金はいたしません。

つまり、災害とかじゃない限りは返金はしないよということ。
参加者はみんなこの規約に同意してエントリーをしているので、「金返せ!」という権利はありませんよね。

ツイッターの声を見てみると、エントリーしていた人たちは返金なしについては冷静に受け止めています。
ですが、「返すべきだ」「これは詐欺では?」と言っている人はなぜか参加者ではない人がほとんど。不思議ですね。
クレームをつけるなら規約ぐらい見てからの方が良いと思います。

おわりに

東京マラソンの参加費についてまとめてみました。

  • 一般ランナー参加は取りやめ
  • 参加費は返金なし
  • 来年は参加できるけど、参加費が必要
  • 中国人ランナーは来年、無料で参加できる
  • 返金なしは規約に同意済み
  • 今後、対応が変わる可能性あり

楽しみにしていた一般ランナーにとっては悲しい出来事ですが、安全と健康には代えられませんね。

東京マラソン当日やそれ以降も情報は変わってきそうなので、エントリーしていた皆さんは要注意です。来年、無事に完走できることを願っています。

コメント

  1. 通りすがり より:

    いえ、これは詐欺です。

    イベントとは、主催者がリスクを負うものです。
    参加者にリスクを負わせること自体、間違ってます。

    中止する決定権が主催者側にあり、参加者がそれに従うしかない以上、中止になった時点で全額返金しかありえません。

    中国人に来年のエントリーは無料にするというダブルスタンダードを採っているのが何よりの証拠。主催者も、この判断(返金しないこと)は国際的には通用しないことを知っているのです。しかし、国籍による差別はあり得ません。なぜ、日本人が国籍で差別されなければならないのですか?

    マラソンをするような人は、ピュアなのでしょう。
    だから、権威や権力に従順なのでしょう。
    そこに付け込まれていますね。