スマホでインターネットを閲覧していると、スクロールの邪魔をして誤タップを狙ってくる広告にイラっとしたことありませんか?
今回僕がイラっとしたのは、こんなタイプの広告。
これはひどいですよ。
スーッと下にスクロースしているとき、こいつに触ってしまうと指に吸い付くようにスワイプして、指を離すとリンク先に飛んでしまうんですから。
われわれサイト運営者にとって大事な収入源のひとつになっているのはグーグルアドセンスですが、そのアドセンス広告にこの広告を見つけてしまったんです。
これはいけないと思って排除に乗り出したので、僕がとった対策を紹介します。
とてもうざいスワイプ広告
このタイプの横にスワイプできる広告、あまり見かけませんが、出会った時のイラっと感はかなりのものです。高確率で誤タップをさせられますからね。
ところで、少し調べたんですが、このタイプの広告の正式名称がよくわからなったんですよね。なのでこの記事では左右にスワイプできる広告ということで、「スワイプ広告」と呼ぶことにします。
被害はスマホ操作時に
このスワイプ広告は、下に向かってスクロールするスマホユーザーに誤タップさせることを目的としたものです。
本当は違う狙いがあるのかもしれませんが、僕はそう断定して話を進めます。だってなんども誤タップしたからね。
PCだとマウスポインタを合わせてクリックしないと広告に飛びませんから、いくらスワイプできても仕方ありません。
なので、今回の話はスマホでの閲覧に限った話になります。
スクロールの邪魔になる
スクロール中、スワイプ広告に触れてしまうとユーザーはサイトの閲覧を強制的にストップされて、広告リンクへと飛びます。
おそらくそのうち99%のユーザーが即座に戻るボタンで元のサイトに戻ってくるものと思われますが、誤タップによってユーザビリティーはかなり損なわれるでしょう。
ユーザー側枯らしたら記事の途中に広告を置くなという指摘もあるかもしれませんが、長い記事なら1つや2つ挟んでも離脱ポイントとして機能しますし、グーグルの自動広告で挿入されるパターンもありますから。
アドセンス単価が下がる?
スワイプ広告による誤タップは、サイト運営者に不利益を与えます。クリックによる収益は入るかもしれませんが、それはわずかなもの。
それよりも気になるのは、即座に広告ページを離脱するユーザーが多発することで、そのサイトのクリック単価が下がる恐れがあることです。
グーグルはスマートプライシングという方式で、広告クリックの価値に差をつけています。
どういうことかというと、広告をあまり見る気がないユーザーのクリックの価値を低く評価して、実際に購買につながりそうなユーザーのクリックを高く評価します。
そして、価値の低いクリックが多いサイトのクリック単価を下げると言われています。
広告主の立場になってみれば、「質の低い客しか送ってこないサイトになるべくお金は払いたくない」というのはどう考えても正論ですよね。
誤タップ、誤クリックが多いと単価が下がる
つまり、誤タップや誤クリックばかりのサイトはクリック単価を下げてしまって、広告主を保護しようというのがスマートプライシングです。
ということは、スマートプライシングが存在する以上、誤タップ、誤クリック狙いでは収益に悪影響を及ぼすということです。
1つの記事の中にアドセンス広告が多すぎても収益につながらないというのは、ユーザーが嫌がる以外にもこういう理由があるんだと思います。
自分のサイトでクリックしてしまう危険性
スワイプ広告がさらに厄介なのは、自分のサイトをスマホでチェックしているときに誤タップしてしまう可能性があるということ。
ご存知のようにアドセンスは、サイト運営者自身による自己クリックにはかなり厳しい。自己クリックによるペナルティで30日間アドセンスが停止されるというケースも結構あるみたいです。
自分のサイトをチェックしているときに自己(事故)クリックしてしまって処分を受けてはたまったものではありません。
そのため僕は、スワイプ広告の排除に乗り出しました。
対象の広告をブロック
誤タップ狙いのスワイプ広告は、アドセンス画面からブロックすることができます。
ただ、アドセンスの画面上では広告がただのバナーなのかスワイプできるバナーなのか、それがひと目でわからないのが厄介なところです。
まあ、誤タップ狙いでひと目でわからないようにしているから当然ですね。
僕は、自分のサイトに限らず人のサイトを見ているとき、このスワイプ広告に出会ったら必ずスマホでスクショをとるようにしています。
「そんなめんどくさいこと」と思うかもしれませんが、スワイプ広告で誤タップしたときって必ずイラっとしますから、即座に制裁モードに入ってカシャっとスクショをとれるわけです。
スワイプ広告ブロックの方法
まず、アドセンスの画面を開いてメニューから
ブロックのコントロール→コンテンツ→広告レビューセンター
と移動します。
すると「審査前」のタブにずらっと、これまで自分のサイトに掲載された広告たちが出てきます。ここからブロックすることができます。
ちなみに「審査前」となっていても、実際には掲載されてしまっているものばかりです。なので、いちいち「審査済み」にする必要はないんですが、それが収益につながったという意見も目にしました。
僕としては広告レビューセンターは、不要なものや表示したくないものをブロックするところという認識です。
スワイプ広告を特定する
ここにきて、自分がイラっとしてカシャっと撮ったスクショが生きてきます。誰かのサイトで表示されていたということは、自分のサイトでも表示される可能性があるわけですから。
検索バーがあるので、スクショから社名や商品・サービス名をわりだして検索しましょう。
するとそれに関係する広告が一覧表示されます。ここに出てこなければ、まだ自分のサイトにその広告が出てきていないということです。
この時はHISの広告がスワイプしたので、それをブロックします。HISと入力して広告を検索すると、ずらっと並びます。
この中にスワイプ広告が3つ隠れています。
バナーをクリックすると広告の詳細が見られるんですが、そこで広告をマウスでクリックしたままスワイプできれば、そいつがスワイプ広告。
詳細画面を見ると、1日で7回も表示されていました。このうち何件の誤タップを生んだのか…。
最近クリック単価が低いのは絶対こいつのせいだ(多分違う)。
クリックでブロック完了
バナーの左下にある道路標識みたいなボタンをクリックすればブロックが完了します。
HISに恨みがあるわけじゃないので、他のバナー広告はこれまで通り表示させます。僕が排除したいのはあくまでも誤タップの原因になるスワイプ広告。
ブロックされた広告たちは「ブロック済み」エリアに移動します。ここは牢屋の中です。
間違えてブロックしてしまったものは、ここから解除することもできます。
これでスワイプ広告のブロックが完了しました。
他にもサイトにそぐわない広告なんかもブロックできます。でもあんまりブロックしてしまうと入札相手が減ってしまうので、これまたクリック単価が下がる原因になるとか。
スワイプ広告をブロックのまとめ
スワイプ広告自体は悪いものではないのかもしれませんが、それによって起こる誤タップはなるべく排除したいですよね。
広告って基本的にユーザーからすると邪魔なものなので、こういう広告ばっかりだとますます広告ブロック機能が発達することになります。
そして、広告ブロック機能が流行れば流行るほど、アドセンスで収益をあげる人の立場は苦しくなるわけですよ。
損して特とれじゃないですが、誤タップによる些細な利益は捨てて、健全なクリックによる収益が増えることを狙ったほうがプラスになると思うんですよね。
誤タップを狙うことは、広告主にもグーグルにもサイト運営者にも不利益になります。何よりもグーグル神を怒らせたら怖いことは、サイト運営者ならわかっているはず。健全な運営を心がけたいものです。
結論:グーグルと仲良くしよう!!!
コメント
全部例の広告でしたよ。。。
なんだ、閲覧者側の対応策ではなかったのか…と思ったが。スマートプライシングは中々に興味深い内容だった。
サイト運営側も考えてるんだな、と。
普通にスクロールしててもスワイプ広告だけは驚異の吸い付きを見せるからね(笑)
改善されるか、廃止を切に願うよ。
スワイプ広告出てきてるのなんかのギャグ?
誤字ひでえ
閲覧者側でブロックする方法の確立を待ちたい
OS、環境、ブラウザ、ブロックした機能、何も情報が無い記事でどうやって対応しろとw
この記事の広告がスワイプ広告という皮肉
広告全部スワイプ広告でした対戦ありがとうございました
ゴミアフィ消えろうざい
対策がぁとか書いてるくせにバリバリスワイプで飛ぶ広告出とるやん
アマゾンKindleの広告が非常に迷惑
キューピーモッコマン、ありがと。
ブログ見るだけなら『アレ』しとけばいい。
但しコメント書く事が出来ないので、コメントしたいときは戻す必要があるけど。